公 開 授 業 ご 案 内
3学年 広瀬 徹(数学)
3学年も学年末を迎えておりますが、それぞれの先生方の生徒達への最終授業が続いています。
かねてより公開授業による授業の研鑽が提起されており、昨年末より、私も数学V(微分・積分)の最終授業を、理系の後輩達へ向けた授業として組み立てたいと授業案を立てておりました。
次の日時・内容で生徒たちと向き合います。
お手すきの先生方に参観しただき、授業討議していただければ幸いです。
ご案内申し上げます。
記
日時:1月22日(火)1時限目
科目:数学V
生徒:3年1組 自然科学類型選択生徒 30名
授業テーマ:「ガリレオと微分法・積分
ガリレオは1590年代、ピサの斜塔から木の球と鉛の球を落とした落下の実験を
します。そのことから考察を重ね、「空気の抵抗がなければ、重い球も軽い球も同
じ速度で落ちる」と結論付け、貴族・僧侶達の前で斜面に落下させて実証します。
なぜガリレオはラテン語ではなくイタリア語でそのことを書き記したのか、ガリ
レオはなにを悩んだのか、ガリレオは積分から微分を見つけていた・・・ことなど
を生徒へ伝えたいと授業を組み立てました。
またブレヒトが戯曲「ガリレオの生涯」で彼をどう描いたのか、ガリレオ研究の
第一人者である青木靖三氏のいう晩年の弟子トリチェリィーとはあの「水銀真空実
験」のトリチェリィーと同一人物なのか、などわたしのライフワークにもふれます。
|